指輪物語
22年 3月 3日 18:57
こんにちは。
今回は指輪になったお話です。
あるところに、銀と銅がおりました。
銀と銅は、こちらを見て指輪にされたがっています。。
「サンドイッチしてあげますか?」
→はい。
銀と銅を銀銅銀銅銀銅…銀銅銀と17枚サンドイッチにして万力で挟んで
針金でぐるぐる巻きにしてあげました。
バーナーで溶けるか溶けないかの温度で加熱してあげるとあら不思議。
真っ黒になって1つの塊になってしまいました。
(異種金属を高温高圧化の状態にすると原子だか分子だかの行き来が
促進されてくっつきます。これを拡散接合というらしいです。)
サンドイッチにしてはぶ厚かったので、
金づちで叩いては加熱して、叩いては加熱して…
1時間ほどブッ叩くとどんどん薄くなっていきました。
模様がないので、ゴリゴリ削って模様をつけてあげると
とても喜んでいます。
くるっと丸めて磨いてあげれば、はい完成。
木目金(もくめがね)という日本の伝統技法を用いて指輪を作りました。
こんなモノづくりもあります。